ギャンブル依存症の治し方

医師としてではなく、患者側の意見だ。

15から雀荘に出入りしていたし、その前から中学の同級生とマージャンをしていた。麻雀が勝てるようになったのは大学生以降であり、雀荘にいくために親の財布から金を抜いたこともある。借金は一時的に立て替えてもらうこと以外はほぼしたことがなかったが、食費がなくなったこともある。学生時代はテスト勉強でもサッカーでもSEXでもない時間は大体ギャンブルをしていた。それで彼女にフラれたことも複数回ある。自分はれっきとしたギャンブル依存症だ。

ギャンブル依存症は中々治らないらしい。社会生活や学生生活を破綻させないためにどうすればよいのか。一つは勝つことだ。少なくとも負けないことだ。麻雀やパチンコパチスロは難しくない。麻雀は正しく勉強し、弱い相手をみつけて適正なレートと場代で打つことだ。食っていくことや副業として稼ぐことは難しくとも、負けない程度に遊べるはずだ。パチンコパチスロも台のボーダーなど今時ネットを漁れば情報はいくらでも出てくる。これも台がなければ打たないを徹底すれば副業にもなりうる。少なくとも長期的に負けはしない。

オンラインカジノだけはやってはいけない。家で、振り込みから勝負まで完結してしまうからだ。青天井にレートも上げられるし、ブレーキが利かなくなる。カジノの大多数の種目のように技術介入でプラスにできない競技もやってはいけない。

もう一つはたくさん本業で稼ぐことだ。そうすると少なくとも借金の心配は少なくなるし、小銭をかけるギャンブルはばかばかしくなるからだ。時間があるときに小遣いの範囲でなら、それはギャンブル依存症ではなく、むしろギャンブルでもなく、ただの趣味だ。稼げば稼ぐほどレートを上げてしまうような本物の依存症にはあまり効果はないかもしれない。

自分は勝つ方法を模索することで、実際に勝てるようになり、依存症は脱却した。勝てないギャンブルはたまにやることはあったが、どこか冷めてしまい、大金をつぎ込むことはしなくなった。また医師免許を取るとそちらで働く方が効率がよく、それもギャンブルを冷めさせた。たまにやると面白いのだが、もう徹夜で妻に言い訳をしてまでやるほどではない。

麻雀荘にもう20年近く勤める同年代の友人がいるが、飽きずに麻雀を来る日も来る日も打ち続けている。経済的にはあまり報われていなさそうだが、幸せそうな人生でもある。

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