令和6年能登半島地震と高校サッカー

大変な年明けになってしまった。自分の住む地域は能登半島から遠く離れているが、多少揺れを感じた。友人の話によると富山、石川は過去に感じたことのない揺れがあり、能登や輪島など震源地付近は家屋の倒壊と火災で甚大な被害が出ていると。

親友が輪島で医師をしており、避難生活、医師としての責務でてんやわんやだそうな。身の安全は確保できたそうなので一安心だが、これから大変な生活が待っている。自分の地域で医業を行うこと、微力ながらなんらかの寄付をすることで被災地に貢献したい。自衛隊やDMATで被災地の救援に向かう人や現地での救援活動をされる人には本当に頭が下がる。

この時期は毎年駅伝もだが高校サッカーが楽しみだ。普段は青森山田や市立船橋など、伝統校の試合を中心に、いずれプロになる選手を発掘するつもりで楽しんでいる。しかし今日は富山第一高校、星稜高校を応援するつもりでテレビ観戦した。

富山第一高校、相手は佐賀代表だ。佐賀のキャプテンの9番の選手が素晴らしい選手だった。富山第一も何度か攻撃の形は作るが正直力の差があったように感じた。最終的に4点差がついてしまっていた。印象的だったのはそれでも気持ちがきれず試合が壊れてしまうようなことがなかった点だ。終了間際に放ったキャプテンの強烈なミドルシュートは本当に感動した。

星稜高校は言わずと知れた優勝候補市立船橋が相手であった。清水エスパルス内定の10番の選手を中心に、運動量も技術も勝る相手にコーナーキックから一矢報いていた。

どちらの試合も点差はひらいてしまったが、いい試合だった。高校生たちがどのようなメンタルで挑んだかはわからない。家族や友人が被災した人もいるだろうし、普段通りの力を出し切れなかった選手もいるかもしれない。あるいは地震は地震、サッカーはサッカーと強い気持ちで大会に挑めた選手もいるかもしれない。しかしどちらのチームも被災した県の人々が心動かされるような試合であったのではないだろうか。素晴らしい試合を見せてくれたgood loserに感謝したい。

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