医局脱出その後

4月から新しい病院に勤めて2週間弱だ。カルテがありがたいことに富士通であり、微細なルールの違いはあれど、診療に大きな支障を来すほどでなく、トラブルなく仕事ができている。大学病院と現在勤める場末病院との違いを書いていきたい。

・クソ長カンファレンス→週に30分以内に。

・激安給料→定期非常勤と合わせると約2倍に。

・武闘派の先生→いなくはないが少な目。他科との揉め事は少ない。

・専門性→非常に減。呼吸器が少し詳しい一般内科に。肺癌の診療がメインであったのが高齢者の感染症、救急対応がメインになる。

・手技(気管支鏡)→ほぼなくなって寂しい。

・友人、同期多数→ほぼおらず。知った先生が2.3人いる程度。

・サボりスポットなし→半個室の医局あり。落ち着く。

・福利厚生ほぼなし→学会費や研究費、退職金と充実。この点は県内有数の待遇らしい。

・下っ端医局員→部長に。責任が増えた、かつなんとか委員会や看護師教育の仕事も増えた。

総合的に、仲のいい医師はおらず、専門的な診療や気管支鏡は少なく少し寂しい思いはあるが、快適である。元々自分は医学の最先端のトップランナーになりたい、その道のトップになりたいといった思いは薄い。自分の能力の範囲内で、できる限りのことをして、よい待遇を得たいと考えており、転職してよかったなと感じる。まだ2週間であり、これから顕在化してくる問題や嫌な点も見えてくるだろう。

ただ、もう大学病院には戻れない体になってしまっている。

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