①で書いたようにオワコンではないと思う。他の既存の職業と比較するとまだまだ目指すべき価値のある職業であると私は思っている。ただ待遇が悪化傾向にあることも事実だ。物価が上がり、最低賃金が上がっていることに対して、医療業界はそうなっていない。当直バイトの待遇の悪化などは自分でも実感できる。さらに医療に対する風当たりも強くなっている。コロナ以降は医療を敵視するような人すら見かける。確かに10年前と、30年前とは立ち位置が変わってしまっている。
私が医学部に入学した約20年前でも「これから医師の待遇は悪化する、経済的な成功を目指して医学部にいくことは悪手だ。」と言われていた。これからもそういった説は残るだろう。
少しきれいごとにはなるが、患者が自分の治療で元気になり、退院していった喜びは何物にも代えがたい。自分がいなかったら、この患者は危なかった、治療できてよかったと思えたときは俗な言葉で言うと「脳汁がでる」。
いやなこと、つらいことが多いのも事実だがそれはどんな職業だってそうだろう。私は同世代の平均年収の約4倍を稼ぐのだ。負の側面がなかろうはずがない。
医師以外が言う「医者はオワコン」、医師が自虐的に言う「医者はオワコン」どちらも私は賛同しかねる。
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