明日クビになりそう

「明日クビになりそう」というタイトルのマンガを読んだ。簡単に言えば能力とやる気のないサラリーマンの主人公がやらかすミスやサボりを面白おかしく書いたマンガだ。脱力系のお話で、家でだらだら読むにはエネルギーもいらず、面白い。よくこうしたマンガを買って読んでいる。

この特に印象的だったのが、飲み会に行きたくない若手社員の心情だ。「絶対一次会で帰りたい」「この後上司と一緒のエレベーターに乗ると飲みに誘われてしまう」となんとか飲み会を避けようとする。気持ちはわからないではない。外勤前後に、家電量販店の駐車場でさぼる、美味しいランチを探して仕事中のふりをして食べる。これは激しく同意してしまった。

研修医時代はコロナ禍以前であったため、研修する科ごとに飲み会があった。はっきり言って志望科でもなく、そりの合わない上司とは飲みに行きたくなかった。志望科でなくとも仲良くなって今でも一緒に飲む先生もいるのだが。しかしそこまで飲み会に嫌悪感はなく、「まあおごりだし、いいか」という程度だ。

しかし昨今の若者達はそうではないらしい。つい先日は「病棟の忘年会は仕事ではないなら行きません」と本当に言ってのける強者もいた。やんわりと断ればいいと思うのだが。その日はどうしても都合が悪くて・・・と。その強者ほどではなくても、なんで業務時間外まで職場の人と顔を合わせなくてはいけないんだと思っている若者は多い。研修医は自分より10歳ほど若い人が多いので、「飲みに連れて行ってください」と向こうから誘われなければもう誘うことはなくなってしまった。特に嫌な人や嫌な職場でなければ職場と違った話もできて新年会や忘年会もまあ悪くはないと思う。


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