2023-11

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延命治療の定義とは

1つまたは複数の生命維持に必要な臓器が機能不全になった場合、緊急で行う治療。回復の見込みがなくなった場合に生命の維持のみを目的とした治療。辞書的な定義はこんなところだ。 命を延ばすという意味では小児の重症肺炎に対する抗菌薬治療もそう...
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生活保護の患者

生活保護は文明社会に生きるうえで必要な制度だと思う。心身の病気で(主に経済的に)生活が破綻した場合に健康で文化的な最低限度の生活を送ることができるセーフティネットである。自分もまあまあな額を納税しているが、その一部が社会経済的に現在恵まれ...
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すごい患者②

病や老いは善人にも悪人にも同様に訪れる。素晴らしい人格者だった思い出深い患者さんの話だ。当時研修医が終わって割とすぐに担当することになった悪性疾患の患者さん、60代の女性だった。手術その他の治療で治癒することは望めず、進行を遅らせるべく化...
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実力より実力差というお話

将棋の谷川浩司元名人に勝ち越している人は羽生さんと谷川浩司の兄だけだという。年齢差があった兄が将棋を教え、最初はぼこぼこにしていたが、すぐに勝てなくなり、将棋を指さなくなったと。お兄様は後の名人に将棋を教えたという功績は大きい。 中...
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高齢者医療っていいことなの?②

Xで高齢者の延命処置の是非や、高齢者の自己負担額増額が叫ばれている。おそらく大多数の医者は、少なくとも私やその周囲の医者は世論と一致した意見を持っている。寝たきり、認知症、疎通不能の患者に外から栄養や薬や水分を流し込むことには反対だし、高...
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医療費高騰の一因は司法である

最近高齢者施設で90歳代の患者が食べ物を喉に詰まらせて死亡した。遺族が裁判をおこし、施設から2000万円台の賠償が遺族に支払われる判決が下った。その患者の状況や、家族と施設の関係性はわからない。もしかすると患者は90歳代とは思えないくらい...
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製薬会社と医師

医師と製薬会社は癒着している。うちの薬はこんなに素晴らしいんです、ぜひ処方してくださいと営業に来る。ドラッグインフォメーションや説明会と称して数千円の弁当を持参し、説明する。それこそ研修医、下手したらポリクリを回っている学生にまで非常に腰...
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アドリアーノという選手

史上最高のサッカー選手は誰か、という問いを世界中の人にしたとすると、一番多い答えはリオネル・メッシだろう。得点数や獲得したタイトル数からも明らかだし、何よりすごい点は、クリスティアーノ・ロナウドと共に10年以上にわたって頂点に君臨し続けた...
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東京の一極集中について思うこと

時折新薬や、〇〇(薬剤名)発売N周年記念などの薬の説明会で東京などにいくことがある。まあホテルや移動費は製薬会社持ちの会だ。たまに東京やその他大都市へいくいい口実だし、大学教授や有名病院の偉い先生のお話が聞けてまずまず勉強になる。高級ホテ...
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医師が嫌われ始めている③

医療費による国庫の圧迫はたしかにすさまじい。人類史上最も高齢化した社会に生きている我々にとってはある程度は仕方がないのかもしれないが、それにしても医療費が大きすぎる。国民皆保険制度はいずれ形を変えざるを得ないだろう。しかし医者が責められる...
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