離婚する人々

結婚したカップルの1/3は離婚する。30歳代中盤の自分の周りでも1/3とまではいかないが、離婚するカップルもいる(これから離婚するカップルもいるので1/3以下は統計的にも当たり前だ)。離婚するカップルをみてみると、あまり定まった傾向はない。医学部で成績優秀者同士の美男美女でも離婚したカップルはいるし、女遊びが激しい友人が周りの予想通りに離婚するケースもある。医師看護師カップルも医師医師カップルも、医師と非医療従事者のカップルも離婚している。

たまに「女の尻に敷かれている方が長続きする」だとか、「どちらか一方がべたぼれだと別れない」などというが、老いも若きも、容姿端麗も不細工も、陰キャも陽キャも離婚している。

上記したように傾向がないが、それでも周囲に認められた傾向を書いてみたい。基本的に男側は医師だ。異論は大いにあるだろう。

①学生時代からのカップルは離婚しやすい。

社会人になってから打算も込みで選んだ相手の方が、恋愛面における過度な期待がない分続きやすいのだろうか。5年から10年付き合って、結婚して1年で離婚のようなケースも多い。同程度の知力、同程度の恋愛力、数年恋愛関係が続くほどの相性などはクリアしているにも関わらず。結婚と恋愛は全く別と思わせるほどの離婚率だ。

②子どもが3人以上いるカップルは離婚しにくい

いろいろなバイアスがかかっていそうだ。2人子どもがいてもセックスレスになっていない、3人子どもを設けること自体、離婚を人生設計に入れていない、など。

③仕事量が同程度の場合は離婚しやすい

どちらも激務(例えば外科医と産婦人科医のカップルなど)だったり、どちらも負荷の少ない仕事(まったりクリニック勤務と専業主婦など)だったりする場合は離婚に至りやすい印象だ。どちらかの仕事の負荷が大きいと分かっている場合はもう一方は献身的に支えやすいのだろうか。

意外に離婚率と相関しないと思っているものは

①収入②男側の女癖③見た目の美醜④年齢差

などは観察範囲では有意差は認められなかった。

離婚はできる限り皆したくないはずだ。離婚したいと強く思うようなら、離婚するしないは別にして、その夫婦関係はすでに破綻している。

年齢を経て、婚姻関係を続け、強烈な恋愛感情がなくなっても共に年老いていけるような関係がきっと素敵な結婚生活なのだろうが、そのためにどうすればいいのかはあまりよくわからない。

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