ここ一か月でかなり衝撃的なモテのエピソードがあったため、綴ってみることにする。
以前書いた、すごくモテない先輩がいる。ありとあらゆる病院の女性スタッフに嫌われていた。私の耳にまでその噂が届くくらいなので相当な悪評がたっていると言える。私や他の医師の同僚はすごく仲良くはないものの、普通に付き合っているが、とにかく看護師から評判が悪い。可愛い子とそうでない子(女性)の態度を変えすぎるのだ。
その先輩は、言葉を選ばず言えばチビで小太りで禿だ。どう見ても容姿でモテるタイプではない。どうも清潔感に乏しい印象も受ける。マッチングアプリなどもやっていたようだが、あまりうまくはいっていなかった。本人には確認していないが30歳代後半の素人童貞だ。
その先輩だが、紹介で知り合った受付嬢と付き合うことになり、現在は結婚前提でお付き合いをしている。その話をきいた時、非常に興味がわいて、飲みにいって詳しく話をきいてみた。
まず「彼女できたらしいじゃないっすかー」というスタンスで色々聞きだしてみた。ツーショットの写真をみせてもらうと、相当可愛い。身長は160センチ代後半だろうか、年齢は30歳、モデル系の美人だ。両親に挨拶も済ませ、今年中に入籍すると。友人の紹介で知り合い、3回目のデートで先輩から告白し、とんとん拍子で結婚することになった。「医者紹介してーって言って紹介されたから、金目当てもあるだろうけどねー」と自虐的に笑う先輩は本当に嬉しそうだ。その日の焼肉代もおごってもらった。
結婚このエピソードから確信した。婚活市場では医者はやはり最強に近い。自分も含めてだが、多くの医者は医者でなければ女性経験がすごく貧しくなっていたはずだ。このきれいな女性が決してモテるほうでない先輩との結婚に至ったのは先輩が医者だった点が大きいだろう。稼ぐ力、職を失いにくい資格は結婚とは大変相性がよい。
この先輩ほど極端でないにしろ、恋愛力格差のある夫婦は男が医者の場合よくみられる。このパターンは、私の目には離婚率が高く、多くの場合男性医師が幸福そうにみえないのは気のせいだろうか。
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